5.4 熱容量

5.4 熱容量

次に、系に加える熱と温度の関係を見ていくことにする。 系の温度を上げるために必要な熱量を教えてくれる物理量が熱容量である。 熱が q だけ入ることで ΔT だけ系の温度を上がる場合、系の温度を単位温度(1度)上げるのに必 […]

5.3 エンタルピー

5.3 エンタルピー

定積(定容)条件での熱の出入り 系が熱や仕事のやりとりをする場合というのは、温度が一定の場合だけではない。 体積が一定の場合を考えてみると、系は仕事をされない。そのかわり、外部から熱が加えられると内部エネルギーが大きくな […]

5.2 熱力学第一法則

5.2 熱力学第一法則

熱力学第一法則 熱力学の第一法則はエネルギー保存則で、式としては系の内部エネルギーの変化を ΔU 、外部から系に加えられた熱をq、外部から系にされた仕事をwとして、 $$\Delta U=q+w \tag{5.2.1}$ […]

5.1 熱力学の系とエネルギー

5.1 熱力学の系とエネルギー

ここからは熱力学の話に入る。熱力学は、平衡状態の系の間でやり取りされる熱や仕事、エネルギーといったマクロな物理量について説明するための枠組みである。熱についての観察をもとに、起きている自然現象を矛盾なく普遍的に説明できる […]

4.1 実在気体と凝縮の影響

4.1 実在気体と凝縮の影響

ここまでは理想気体について、その振る舞いを色々な側面から確認してきた。しかし実際の気体、実在気体は理想気体と同じように振る舞うわけではない。実在の気体でも、広い空間に少ない分子が存在する場合には概ね理想気体と同様の振る舞 […]

3.3 混合気体と分圧の法則

3.3 混合気体と分圧の法則

空気は主に酸素と窒素を混合した気体である。このように種類の異なる気体を混ぜ合わせた時、容器内のそれぞれの気体の圧力がどのようになるか、法則性が見出されたのは19世紀初めのことで、1801年にイギリスのドルトンによって発見 […]