目次 簡易分光器によるラマンスペクトルの観察 前回の記事では虫眼鏡を使うことで暗い発光現象にも対応可能な簡易分光器の製作を行いました。こうした簡易分光器とデジタルカメラをうまく使えば、化学において分析のために使用される吸 […]
投稿者: NOMOTO Tomonori
簡易分光器の製作②レンズありの拡大タイプ
目次 デジタル一眼カメラ用のより明るい簡易分光器製作 いろいろな光源に含まれる様々な色の光を波長ごとに分けるための道具が分光器です。箱にスリットと回折格子を取り付けて作られる簡易分光器は安価で簡単に自作できる分光器として […]
簡易分光器の製作①レンズなしの一般タイプ
目次 回折格子シートを使った一般的な簡易分光器の製作 いろいろな光源に含まれる様々な色の光を波長ごとに分けるための道具が分光器です。 分光器にも種類があり、研究用に使用されるような高価なものから簡易的なものまで、いろいろ […]
「化学基礎」画像集
「化学基礎」にて使用している画像ですが、元データ、書き出し画像ともどもCCライセンスにて配布することにしました。 複製・改変可能なライセンスになっていますので比較的自由にご利用いただけます。 元データは主にAdobe I […]
7.3 化学平衡とギブズエネルギー
ここまでで、化学反応の反応物と生成物のギブズエネルギーの差の符号から反応の自発性が分かると述べてきたが、ここで見ているΔGの値はあくまで100%の反応物と100%の生成物のギブズエネルギーの差であり、いわば反応物と生成物 […]
7.2 標準反応ギブズエネルギー
ギブズエネルギー G やヘルムホルツエネルギー A はエンタルピー H やエントロピー S 、温度 T や圧力 P と同様の状態変数であり、系が定まれば値が定まるような量である。また、化学反応に伴うエンタルピー変化やエン […]
7.1 ギブズエネルギーとヘルムホルツエネルギー
NaClの溶解が吸熱反応であるにもかかわらず起きるように、化学反応の進行は系の内部エネルギーやエンタルピーだけで判断することはできない。一方、熱力学第二法則、とくにエントロピー増大則に基づけば、系と外界を含めた熱力学の宇 […]
6.4 熱力学第三法則
ここまでで、熱力学第一法則とエンタルピー、熱力学第二法則とエントロピーについて述べてきたが、熱力学にはもう1つ、熱力学第三法則と呼ばれる法則がある。 熱力学第三法則もエントロピーに関する法則である。クラウジウス方式のエン […]
6.3 熱機関とカルノーサイクル
カルノーサイクル 高温の熱源から熱を取り入れて低温の熱源に放出させる過程で熱を仕事に変える働きを周期的に行う装置が熱機関である。カルノーサイクルはフランスのカルノーが熱機関の研究のために19世紀に導入した熱機関であり、理 […]
6.2 熱力学第二法則
熱力学の基本となる3つの法則のうちの2つ目、熱力学第二法則にはさまざまな表現があり、教科書によって色々な説明がされる。代表的な例を下に挙げた。 クラウジウスの原理 ある温度の物体から、熱を高温の物体へ、何の影響も遺さず移 […]